大会概要
近畿の屋根と言われる吉野熊野国立公園内に位置する大台ヶ原。その神秘の峰々を望みながら走る「ヒルクライム大台ヶ原」は、今回で1つの節目となる10回目の開催。 今年は、3月に発生した東日本大震災の被災者の皆様にせめて応援の声だけでも届けばと、参加料の5%を復興支援の義援金として寄付します。
小さな村の大イベント「ヒルクライム大台ヶ原since2001」
吉野地域のイベントを連ねた「吉野魅惑体験フェスティバル感動発見2001」を機に上北山村として個性的な地域おこしを行おうとイベントの企画を練っていたところ、村の若者で構成される村づくり団体(ワーク21上北山)より近畿の屋根大台ケ原で自転車登坂レースの企画提案があり、地元サイクリングクラブ(KRC)の協賛も得て、平成13年7月に各関係団体、民間企業各社の協力の下に近畿初日本最長距離の「ヒルクライム大台ケ原since2001」が開催される運びとなった。
「大自然の中を駆け抜けよう!」をキャッチフレーズに約35キロ、標高差1,240メートルのコースを設定。クラスはチャンピオン、レディース、一般に分けられ、自転車の車種もロード用とマウンテン用の2種類に分かれた。
当初、募集人数を300人として募集したところ、予想をはるかに上回る応募が全国各地から寄せられ、受付開始後、間もなく村内及び近隣の宿泊施設は満室の状態となり、各施設、販売所も大きく売り上げを伸ばし近隣に大きな経済効果をもたらした。
また、地域住民も村の財産と言える大台ケ原を舞台としたイベントに理解を示し、このイベントを盛り上げようと、各種団体、村出身者他、村内外約200人のボランティアによりコースの小石除去やパトロールなどが徹夜で行われ、スタッフ一同各セクションにおいて一致団結する大会となり、住民も、早朝より沿道に出て、小旗、プラカード等を手に応援するなど、村は自転車一色の1日となった。
大会後も村には、多数の参加者から「村民上げてのすばらしい大会だった」とのファックスや手紙が届き、大会を通じてより多くの人に上北山村を知っていただき、地域おこしに繋がる一大イベントになった。
また、平成15年1月には「平成14年度地域づくり総務大臣表彰」として片山総務大臣(当時)より表彰を受けるなど、全国的にも評価を得られる大会となった。
第2回、第3回と大会回数を重ねるごとに、全国的にも有数なヒルクライムレースとして取り上げられるようになり、第3回大会においては、韓国でも同様の大会を開催するため視察団が来日し、レースに参加する等交流を深めた。
平成17年第5回大会からは当初の国道169号でのコースから、第1回大会から下山時に使用していた林道辻堂山線の登板に変更され、距離は28kmと短縮されたものの、ますます過酷となった。これは、「下山コースを登る方がきつくてよい」という参加者からの声に応えたものだった。
しかし、盛大に開催されていたこのイベントも、平成19年は国道169号の崩落事故による長期通行止の影響により競技コースである林道辻堂山線が重要な迂回路となったため、やむなく開催を断念することとなったが、その後、決意を新たに「がんばろう!上北」をキャッチフレーズに平成20年には再開し、選手・ボランティア・地域住民が一丸となってイベントを盛り上げ成功を収めることができた。
そして今年は第10回の記念大会となる。今年も、全国各地より参加する選手約600名が上北山村の中心地河合・清流橋を午前7時にスタート。選手達は沿道の多くの声援に支えられ、28km先の大台ヶ原山頂を目指す。
このヒルクライムレースは村上げての一大イベントとなっており、【小さな村の大きなイベント】として、NHKはじめ各新聞社・雑誌社等多くのマスコミに取り上げられ、話題を呼んでいる。
現在、上北山村では「人口減少」という難題を抱えていますが、今後もこのイベントを通して上北山村をアピールし、年々募集人員を増やし、日本百名山大台ヶ原と“環境に優しい自転車レース”として誇れる、日本有数のイベントとして継続できることを目指していきたい。
上北山村ヒルクライム大台ヶ原Since2001実行委員会事務局
〒639-3701 奈良県吉野郡上北山村河合330 tel 07468-2-9007 fax 07468-2-9027